健康トピックス「メタボリックシンドロームと医療費」
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メタボリックシンドロームと医療費
厚生労働省はメタボリックシンドローム(以下「メタボ」という)と医療費の関係調査を実施し、平成21年度の特定健康診査の結果と平成22年度のレセプト (診療報酬明細書)を突き合わせることができた約269万人について、男女別、年齢階級別に年間平均医療費を比較しました。
調査結果によると、メタボ該当者および予備群の医療費は性別・年代を問わずメタボ非該当者に比べて高いことがわかりました。
メタボ該当者と非該当者の医療費の差が最も大きかった年代は、男性では40歳~44歳で9万8090円の差、女性では45~49歳で18万130円の差がありました。全年代において女性の医療費の差額は男性よりも大きいですが、厚生労働省は40歳~54歳の女性はメタボの該当者が少ないため、一部の医療費が高い者が平均額を押し上げている可能性があると指摘しています。
【参考文献】
〔医療費の見通しの推計方法について(厚生労働省保険局調査課、平成24年8月6日)〕