禁煙豆知識・世界禁煙デー
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世界禁煙デー
タバコと疾患の研究が進み、21世紀の今日では「ニコチン依存症」ということばが生まれ、喫煙は一つの病気としてみなされる時代になってきました。
2005年の禁煙ガイドライン(9つの学芸合同発表)では、ニコチン依存症は「完治できる慢性疾患」といわれ、喫煙者は「積極的に治療を要する患者」と位置づけられました。もはや、タバコは「嗜好品」ではなく、「ニコチン依存症」をもたらす疾患原因物質となり、健康を守る観点から様々な禁煙抑止対策が推進されてきています。
世界や日本を取り巻く「禁煙」の流れは確実に進んできているといえます。1988年から始まった「世界禁煙デー」は喫煙を控えるよう呼びかけるキャンペーンで、WHOが5月31日を世界禁煙デーと定めました。政府、自治体、個人に対して「喫煙」と健康問題 についての認識を深め、適切に実践するよう求める日です。 世界中の人々に、継続的な禁煙とこの日の24時間は禁煙を推奨しています。
日本では世界禁煙デーから1週間を「禁煙週間」として禁煙に関するキャンペーンを行っています。また、各地で、講演会、シンポジウム、禁煙教室などが展開され、「タバコを考える」 きっかけとなる取り組みが盛んに行われる様になってきています。
【参考文献】 〔5月31日は「世界禁煙デー」(厚生労働省ホームページ)〕