タバコをやめて得られる効果

ソニー健康保険組合の禁煙サポートを利用してタバコをやめた方が大勢おり、その方々がどんな効果を実感しているかをまとめてみました。

【身体的効果】
○ 体調の変化
「朝のムカツキがなくなった」「頭痛がなくなった」「鼻詰まりがなくなった」「咳や痰が減った」「かぜをひきにくくなった」「息切れがしなくなった」「下痢が少なくなった」 「朝の目覚めがさわやかになった」「顔の色艶が良くなった」「スタミナが戻った」
○ 味覚・嗅覚の変化
「空気がおいしいと感じた」「ごはんがおいしくなった」「お酒がおいしくなった」「車の中・髪・洋服がタバコ臭くなくなった」「タバコを吸っている人の口臭が逆に気になるようになった」「周囲の人へ不快な思いをさせていたのかと反省した」
○ その他の変化
「ニコチン切れによる小刻みな休憩がなくなり、集中できる時間が増え、仕事の能率がアップした」「気持ちが前向きになり自信がついた」「これまではストレスを解消したくて喫煙していたが、 タバコがストレス解消にはならないことに気がついた」「心身ともに健康を手に入れることができた」

【経済的効果】
「タバコ代が不要となり、その分趣味や余暇にお金をかけることができるようになった」「人生の広がりを感じている」

【周りへの影響】
「家族に煙たがられなくなった」「外出時には喫煙所を探す手間がなくなり、周囲へ気を遣わなくてもよくなった」「火事の心配がなくなって安心を手に入れた」

タバコの知られざる作用
ニコチンは、癒された時に出るα波を強制的に増す作用があります。そのため、タバコを吸った時には「ホッ」としたり、ストレスを解消したように感じます。しかし、この効果は何度も 繰り返しているうちに反応が鈍くなっていくため、普段は落ち着かない、むなしい感覚を持つように変わっていくのです。つまり、喫煙者は普段α波の量が非喫煙者よりも少ない状態となり、ニコチンを補給した時だけ非喫煙者と同じ状態になれるといえます。そもそもニコチンに左右されない生活をしていた頃はニコチン切れでα波が下がることもなく、集中力が切れたり、 イライラしたり、気分転換をしたくなったりすること自体が起きなかったと考えられます。

【タバコをやめるということは・・・】
タバコから開放され、健康を取り戻すことができる、経済的な負担がなくなる、仕事の効率がよくなる、周囲との人間関係がよくなるなど、様々な効果を手に入れることができるのです。 これは単にタバコを吸う前の状態に戻ることを意味します。『タバコをやめることで失うものは何ひとつない！！』ということです。

【引用・参考文献】
〔磯村毅：二重洗脳　依存症の謎を解く（東洋経済新報社、2009）〕