休養の基礎知識「積極的休養のすすめ」
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積極的休養のすすめ
休養は疲労回復のためだけにとるものではなく、次の活動に向けた体力・気力・活力・意欲などを養うものでもあります。そのためには、積極的休養をとることが大切です。
1.積極的休養とは
健康日本21では、『休養の時間を取っても、単にごろ寝をして過ごすだけでは真の「休養」とはならず、リラックスしたり、自分を見つめたりする時間を一日の中につくること、趣味やスポーツ、ボランティア活動などで週休を積極的に過ごすこと、長い休暇で、家族の関係や心身を調整し、将来への準備をすることなどが真の休養につながる』とし、このような休養のとり方を「積極的休養」としています。
運動や旅行などの活動的な休養法や、意識的に休みをとることだけが積極的休養ではありません。計画的に休養の時間をつくり、その中で健康の潜在能力を高め、豊かな人生を築くという休養のとり方を意味します。
2.休養のとり方のポイント
休養は時間の長さによって休息から休暇に分けられます。それぞれで養うことができる内容が異なるため、各自の生活に合わせて、①時間を確保し、②その中で何を養うかを選択することが大切です。
仕事や運動による疲労の回復は、休息・休憩のような短い時間でできますが、家族との絆を深めることや地域活動に参加することなど、暮らしを豊かにする活動は、決して短時間でできるものではありません。週休や休暇のような日・週・月単位の休養が必要となります。このように、休養は時間が長くなるにつれて、養う内容も充実していきます。
【参考文献】
〔健康日本21(厚生労働省ホームページ)〕
〔内山真:睡眠の病気(日本放送出版協会、2011)〕
〔岡田尊司:人はなぜ眠れないのか(幻冬舎新書、2011)〕