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休養の基礎知識「疲労について

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疲労について

「疲れた~」という感覚(疲労感)は「休養しなさい」という体からのサインです。疲労をそのまま放置すると、やがてはメンタル不調のような問題にもつながりかねません。健康的な毎日を過ごすために、疲労について知り、適切な休養をとることが大切です。

1.疲労とは

疲労とは、仕事や運動などの身体活動や精神的活動によって活動能力が低下した状態です。通常は疲労感を伴い、活動能力の低下を自覚することができます。
人は活動すると必ず疲労しますが、休養をとれば回復して再び活動できるようになります。 私たちはこのサイクルを繰り返しながら暮らしています。

疲労とは

2.「生理的な疲労」と「病的な疲労」

「生理的な疲労」は、仕事や家事・スポーツなどの活動によってもたらされる体のパフォーマンス低下を意味します。一晩の睡眠や2~3日の休息によって回復する疲労です。
「病的な疲労」は、いくら休んでも回復しなかったり、体に異常が出ているのに本人に自覚がなかったりする疲労です。自覚がないということは、脳が麻痺してしまった危険な状態。疲労がたまっているにもかかわらず疲労感がとれた錯覚に陥っているということです。
放置すると心筋梗塞や不整脈などの心臓疾患やメンタル不調の引き金になる可能性があります。

「生理的な疲労」と「病的な疲労」

3.疲労を「病的な疲労」にさせないために

頑張りすぎは禁物です。疲労を感じたら早めの休養をとりましょう。睡眠や少しの休息で回復しきれなくなると、体内の自律神経系や免疫系のバランスが崩れて「病的な疲労」へ進んでいきます。疲労感がなくても積極的に休養をとり、体内のバランスを整える必要があります。

【参考文献】
〔梶本修身:間違いだらけの疲労の常識、だから、あなたは疲れている(永岡書店、2011)〕
〔倉恒弘彦:安全衛生のひろば「特集 知っていますか疲労の真実」(中央労働災害防止協会、2010)〕

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